スノー・センチメンタル
「ねぇ、あっくん。家、どこ?」
「どこって? ここ真っ直ぐ……」
「だから、何町? それか、何市?」
「平田町」
「え? まじ? めちゃくちゃご近所じゃん」
こういう偶然って本当にあるんだね。自宅から何十キロも離れた場所で拾った、弟と同じ呼び名の男の子は、私と同じ町内の住民。というか、どうやってここまで来たのだろう……?
「あっくんさ、そんな遠くからどうやってここまで来たの? まさか歩いて、とか言わないよね?」
「歩いて」
「へ? 何日かかった? てか無理でしょ、そんなの」
「一日。無理じゃないよ」
「どこって? ここ真っ直ぐ……」
「だから、何町? それか、何市?」
「平田町」
「え? まじ? めちゃくちゃご近所じゃん」
こういう偶然って本当にあるんだね。自宅から何十キロも離れた場所で拾った、弟と同じ呼び名の男の子は、私と同じ町内の住民。というか、どうやってここまで来たのだろう……?
「あっくんさ、そんな遠くからどうやってここまで来たの? まさか歩いて、とか言わないよね?」
「歩いて」
「へ? 何日かかった? てか無理でしょ、そんなの」
「一日。無理じゃないよ」