スノー・センチメンタル
あっくんが嘘をついているのは間違いない。けれど、言いたくない事情とか、理由とか、もしかしたらあるのかもしれない。だから、更に深く追求するのは、どうしても気が引けた。

あっくんは、まるで嘘を吐き通せたと確信しているような、満面の笑顔だけれど。


「ああ、そう。じゃ、取り敢えず平田町向かうね」




結局、住んでいる町まで戻るはめに。何のために朝4時に家を出て、延々山に向かって雪道をドライブして来たのか……。



2時間後には平田町に到着。そこからは、あっくんのナビに従って車を走らせた。

とういうか、どんどん私の自宅に近付いている。もしや、本当に本当にご近所なんじゃないだろうか。


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