スノー・センチメンタル
「ま、いいや。でね、一杯思い出した中に、なんでか死のうとしてる今日のちいちゃんが出て来てさ。『死んじゃダメだっ!』って思ったら、雪の中にこの恰好で寝っ転がってた。どうしてかなあ」

本当にわからないらしく、あっくんは考える素振りをする。



「あっ、あと、手紙みたいの読みながら、泣いてるお母さんも見えた」

あっくんは、たった今思い出したように付け足して、車の中から私たちの家に視線をやる。私もつられるようにして自宅へと目線をずらした。


きっと今、母はこの家の中にいると思う。けれど……私の遺書を読んで泣いている? まっさかー。そんな訳ないじゃん。


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