スノー・センチメンタル
「俺、本当に昨日死んだんだ。死にたてホヤホヤ、産地直送」

言って、クククと喉を鳴らして笑う。自分で言って自分でウケるところなんか、正に小学生だ。『産地直送』の意味わかってんの? と思うけれど、グッと堪えて「うん」と相槌だけをうった。



「そんで死ぬ時って、色んなこと一気に思い出すじゃん?」

「いや、そう言われてもわかんないよ、死んだことないからさ」

「あ、そっかあ」

納得したように頷いて、照れ臭そうに笑うあっくん。この子幽霊なんだよね? ちっとも幽霊っぽくないんだけど。何だか雰囲気、ほのぼのしちゃってるんですけど。


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