スノー・センチメンタル
「だけどちいちゃんは、まだ全然幸せ使ってないだろ? 自殺なんかしちゃったらもったいないよ。これからもっともっといいことあんのに。カッコいい彼氏できたりさー」


「え? 彼氏できるの? あっくん、それも見えたの? どんな人だった? ほんとにカッコ良かった?」


「いや、それは見えてないけど。てかガッツキ過ぎ、引くわ引くー」

あっくんはクツクツ喉を鳴らして笑う。


なんだ、見えた訳じゃないんだ。ただの予想か、紛らわしい。



けれど……。

私には、使い果たしていない『幸せ』が、本当にまだまだ一杯残っているんだとしたら、やっぱりそれを使い果たしてから死にたい。


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