ピアノレッスン
わっ




私は一瞬にして体が硬直してしまう。


キス・・・なんて、ひさしぶりすぎて・・・







「まったく、それ以上のことだってしたっていうのにキスくらいで真っ赤になんなよ」


秋月はそう言いながらも照れているようで、私の髪をぐしゃぐしゃっと撫でた。



「だ、だって」


「ほら、亜澄」


秋月がもう一度というように、目を閉じて待っている。





え?

私からするの?



私は意味もなく部屋の中をみまわしてから、勢いで秋月の唇に自分の唇をぶつけた。

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