彼女志願!

「――」


何がなんだかわからなかった。


いや、アキはとても分かりやすく説明してくれたけど、私の理解が追いつかないと言うか、なんというか……。


穂積さんがホテルで年上の女の人と会っていた。

ロビーで待ち合わせして、そして部屋に行った。


その場面を想像するだけで、めまいがする。

心臓に太い杭を打ち込まれたみたい。


胸が痛いって、比喩じゃないんだ。

本当に、痛いんだ。



引き返せる?

そんなの無理だよ……!



泣きそうになりながら、携帯を手に取る。




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