彼女志願!

そして穂積さんの裏を見て勝手にショックを受けてる。


彼を見ているようで

本当は見てなかったんだ。




「アキ、締め切りあるでしょ? 終わったら、ツトム君と三人で、カラオケでも連れてってよ」



精一杯明るく、えへへ、と笑うと、アキがまたいっそう悲しそうな顔をした。



だめだなぁ、年下の彼女に心配かけちゃって。



「ほんと、大丈夫だから。サンドイッチありがとう。大事に食べるね」

「だけど、何かあったらうちにおいでね……」

「うん、ありがとう!」



彼女を半ば無理矢理部屋から追い出して。


ドアが閉まると同時に

優しくされたことで感情が高まったのか、その場に泣き崩れる。



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