彼女志願!
翌週。
アキに紹介してもらったおしゃれ美容院に、パーティー当日予約を入れた。
そして、翡翠社が入っている、青天目ビルヂング近くのカフェで
次の作品のネタ作りを建前にぼんやりと外を眺めていると、スーツ姿の穂積さんがカフェに入ってくる姿が見えた。
「ほ、穂積さんっ!」
ガタッと立ち上がると、座っていた椅子が大きな音を立てて倒れる。
「あ、すみませんっ……」
周囲にぺこぺこと頭を下げていると、
「凛先生」
穂積さんが私が倒した椅子を元に戻し、顔を覗き込んでくる。