彼女志願!
きゃーーー!!!!!
「すみません。外から見えたので。先生はここで作品作りですか?」
「は、は、はい、いえ、ちょっと気分転換と言うか、そんな感じで……」
ああ、うまく言葉が出ない。
せっかく穂積さんと同じ空間にいるのに!
「もしお邪魔でなければ、ここに座ってもいいでしょうか。他に空いている席もないみたいなので」
「ど、どうぞ」
テーブルの上の資料やメモをかき集めてスペースを作る。
「ありがとうございます」
穂積さんは微笑し、カウンターに注文をしに行く。
そして私と言えば、突然訪れた幸運に、興奮を隠しきれない怪しい人と化していた。
どどどど、どうしよう!
一緒にお茶をしたいという私の夢が、こんなにあっけなく叶ってしまった!