彼女志願!

もちろん、ここでお茶を飲むのは、もしかしたら穂積さんが近くを通りすぎるのを見れるかも、って下心があったからだけど……。



あーでも、緊張しちゃう。

夢なら絶対、お茶を飲み終えるまでさめないで!!



やがて、ホットコーヒーとベーグルサンドをトレイに乗せた穂積さんが戻ってきて、私の正面に座る。


小さな正方形のテーブルに向かい合って座ると、いつもよりもずっと距離が近くて、ドキドキが止まらない。


膝だって、触れそう。


本当なら、穂積さんのことジロジロなめつくす勢いで、見つめたいところだけど。あんまり見ちゃまずいよね。



仕事!

仕事してるふりしなきゃ!!!!



テーブルの上のプロットに目を落とし、精神の集中をはかる。



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