彼女志願!
私の言葉を聞いて。ふと、弾かれたように私に手を伸ばす穂積さん。
視界が暗くなって。
「きゃっ……!」
一瞬、自分の身になにが起こったのかわからなかった。
きつく抱きしめられてるって気づいたのは、彼のグリーンの香りに包まれてから。
「萌……」
今までの優しいハグとは違う。
どこかせっぱ詰まったような抱擁。
驚いて呼吸を忘れる。
「――こんな俺に心底愛されたら、萌も逃げ出したくなるかもしれませんよ?」