彼女志願!

それからさらに一か月ほど時は過ぎ――



順調に秘密の恋は密度を濃くし

休みの前の日、穂積さんが泊まりに来るのがデフォルトになりつつあったころ。




穂積さんに呼ばれて、私は青天目(なばため)ビルヂング八階の、翡翠社へと向かっていた。



過去、何度も訪れた青天目ビルヂング。

何度も通った、おなじみの道。


けれど今までとは景色が違って見える。


それは間違いなく、穂積さんとつきあい始めてから。






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