彼女志願!
もちろん、オンオフの切り替えがきれいにできてる穂積さんだから、ちっともそんな気配を見せないけれど、私は穂積さんに会えるだけで、幸せだと感じた。
仕事をしている穂積さんにずっと憧れていたから
こういうところを見られるのも嬉しいし……ね。
「わざわざお呼びだしいただいたのは、どうしてですか?」
通された部屋の、奥のソファーに腰を下ろす。
そして穂積さんはテーブルを挟んだ正面に座った。
すぐにアルバイトの女の子がやってきて、私と穂積さんの前にお茶を置く。
「穂積さん、白鳥先生がいらっしゃったそうです」
彼女の言葉に、穂積さんの端正な眉がかすかに寄せられる。