彼女志願!
「昨日の編集会議で、刊行は難しいと判断されました」
「――」
りん、と響くような穂積さんの言葉に、目の前が真っ白になって
言葉を失った。
おめでたい私は、書けるものだと信じて疑わなかったんだ。
もちろんわかってる。
私は、書きたいお話を好きなように書かせてもらうほどの、作家レベルに達していないって。
だから、編集会議でOKをもらえるような面白いお話を書かないといけないって……。
だけどすっかり私の中では、このお話を書けるつもりだったから……
穂積さんからきっかけをもらった、蛇のお話。
書きたかったから……。