彼女志願!
書きたい話を書かせてもらう。
そんな甘い世界じゃないのに……
「そう、ですか……」
「すみません。僕の力不足です」
申し訳なさそうに、穂積さんがうつむき加減の目線をさらに下げる。
その彼の動作に
翡翠社に来てから、穂積さんは一度も私の目をまっすぐ見ていないことに気づいた。
悪いって、思ってるんだ。
「やだ、穂積さんのせいじゃないですよ……それは違います」
首を振る。
膝の上でぎゅうとこぶしを握った。