彼女志願!
「自信、あったんだぁ……モチーフもそれほど悪くないと思うしさ……」
「うん。あたしもこれ、面白いと思うよ……? 蛇がいいよね、この蛇が。この、手練手管にはまりたいって思うもの」
アキは私の原稿に目を通しながら、うなずく。
「だけどダメだった……どうやったら自分の書きたいものを書けるように……売れる作家になれるんだろ……」
「それがわかったら、作家も編集もみんな苦労しないでしょ」
アキはケラケラと笑って、私の肩をバシッと叩き、原稿をテーブルの上に置いた。
「確かに萌は大ヒットは今のところ出てないかもしれないけどさ、間違いなく書き続けられる作家だと思う」
「ええ~……」
「コンスタントに本、出せてるでしょ」
「うん、まぁ……」