彼女志願!
「大丈夫だって、そのまま書いたりしないって! こういうのは一度バラバラにして、組み立てなおして、教師と生徒の禁断ラブストーリーとかに書き換えるだけだって!」
「――」
アキもさすが作家というべきか、ちゃっかりしている。
まぁ、気持ちわからないでもないけど……。
きっと私だって、そうするだろうし。
「もう……ほんと内緒だからね」
「うん、わかってる」
そしてアキは、すっかり冷めてしまったジャスミンティーをごくりと飲み干すと、テーブルの上で頬杖をついた。
「でも、意外」
「意外?」
「ほづみんが作家とつきあうなんて、リスクを犯すのが意外」
「だよね……」