彼女志願!
「萌のこと、本当に好きなんだね」
「――そうかな」
「そうだよ」
くすぐったくて俯く私を見て、アキはにっこりと笑う。
「だってさ、作家とつきあうって想像以上に大変だよ? 作家同士の横の繋がりだってあるし、誰かが編集部にチクったりなんかしたら、めんどくさそうだし」
「――めんどくさい?」
「ほら、ひいきしてるとか、変なこと言う人絶対いるからね」
ひいきって!
小学生か!?
思わず目を見開く私。
「やだ、そんなの……!」