彼女志願!

「――萌」



誰かが私の名前を呼び、そして目の端に指を滑らせる。


目をゆっくり開けると、薄暗闇の中、ぼんやりとオレンジ色の明かりに照らされている穂積さんがいた。


それはまるで映画のワンシーンのようで

我が恋人ながら、ほれぼれするようないい男ぶりだった。



「穂積さん……」

「はい」



夢にしては恐ろしくリアルで、はっきりとした声。



あれ……?




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