彼女志願!
情けない……
なんて情けないんだろう……!
目の奥が熱くなって
のどがぎゅうっと締まる。
恥ずかしさのあまりうつむく私の背中を、穂積さんはそっと抱き寄せる。
手のひらは優しく背中を撫でて、私の強張った心を緩めてくれる。
無意識に、彼の胸におでこを押し付けていた。
「お母さんに謝れますね?」
「――はい。お母さんの大事にしていたティーセット、全部床に叩き落として、割っちゃったんです……木端微塵に……」
「なんと恐ろしい……」
冗談ぽく笑い、そして穂積さんは、私の頬にちゅっとキスをした。