彼女志願!

そして優しく私の膝小僧をなでる彼の手のひら。



「ほら、萌。言ってごらんなさい。俺にどうしてほしいか……」



甘い、穂積さんの誘惑。



どうしてほしいかなんて……

わかってるくせに。



「――ぎゅって、して……」



勇気を振り絞ってそう言ったのに


「聞こえない」


意地悪な返事。



嘘、絶対聞こえてるくせに~!!!!!



ぎゅっと唇をかむと

穂積さんは私の頬に手のひらを乗せ、親指で私の唇を撫でる。



「おねだりしてごらんなさい。この可愛い唇で」






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