彼女志願!

続きはあとでって……


顔に自然と熱が集まる。


そんな私を面白そうに見下ろした穂積さんは、私のおでこのあたりをいいこいいこ、と撫で、それから


「いただきます」


と手をあわせお蕎麦を食べ始めた。


この変わり身の早さって反則じゃなかろうか。



もうっ……!





―――……




食事を終え、身支度を整えた穂積さんは、

リビングに戻ってくると、ソファーで本を読んでいる私の隣に座った。





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