彼女志願!
うーん……
太陽がまぶしい。
アキが打ち合わせに行くのとほぼ同時に、私もマンションを出た。
こうやって一人で出かけるの、久しぶりかも……。
ショーウィンドウを眺めながら、ゆっくりと歩を進める。
色とりどりのお洋服は、遠目から見る分にはかわいいなぁ、と思うけれど、お店の中に入るのが敷居が高い。
デニムにカットソーの私が、こんなおしゃれなお店に入っていいんだろうか、とか。
センス皆無の私が入ってバカにされないだろうか、とか……。
って。
お店の前をいくらウロウロしても、ドレスは買えない。
向こうも商売なんだから、お客様が少々ダサくても気にしないはず。
うんっ……!
グッと手を握って、気になっていたショップに足を踏み入れる。
心の中で「たのもー!」と叫びながら。