彼女志願!
そしてパーティー当日。
買ったドレスと靴をもって、アキと一緒に美容院へと向かう。
先にカット、メイクをすませて、それから着替えるんだって。
さすが売れっ子というか、アキと一緒にVIPルームという名の個室に通された。
「女の子っぽくしてあげて」というアキ。
「あの、無理なものは無理かと思いますので、できる範囲で」
ケープを掛けてもらいながら目を閉じる私。
「もーっ、そんなんじゃほづみんにどーんとぶつかれないわよ?」
「えっ……!? あ、うん、そうだね……」
そういえば、パーティーで穂積さんにドーンとぶつかる予定だったんだ。
それどころじゃなくて、すっかり忘れていた。