彼女志願!
私は穂積さんからの連絡を待てばいいだけだ。
同じ島にいるんだから、すぐに会えるだろう。
なのにニーナは、
「――ホテルって……あるわけないじゃん。こんな観光地でもない小さな島に」
と、恐ろしくあっさり、怖いことを口にする。
あるわけないって――
「えっ!?」
「ええっ!?」
驚く私を見て、さらに驚くニーナ。
「ちょっと待ってよ! いくら小さな島だからって、宿泊施設、一軒くらいあるでしょ!?」