彼女志願!

ユズ……?



「はぁい~」



廊下の奥からぱたぱたと近づいてくる足音。



「あら、ニーナ!」



白い浴衣に身を包んだ女性が、玄関に並んで立つ私たちを驚いたように見比べた。



年のころは二十代半ばか、少し上。


すっぴんの肌は抜けるほど白くて、豊かな亜麻色の髪を耳の下でゆったりと結んでいる。



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