彼女志願!
「まぁまぁ、ニーナが彼女をここに連れてくるなんて……」
と、驚いたような、けれどどこか楽しげな声で、私に向かってにっこりほほ笑んだ。
「えっ!?」
彼女!?
誰が誰の!?
驚いて顔をあげると同時に
「あはは!」
ニーナは声高に笑って、私の肩をぐいっと引き寄せる。
ぎゅっと肩をつかまれて、文句がノドの奥に引っ込んだ。
「ユズ、いい? 泊めてくれる? 民宿は部屋空いてないし、本家にはさすがに連れていけないし」
「そうねぇ」
うんうん、とうなずく彼女。