彼女志願!
あのあとなんだか妙に気まずくなって
(もちろんユズさんは全く動揺していなかった。気まずくなったのは私一人だ)
ちょっと散歩してきます、なんて、一人で庭に出ていた。
庭というか外というか、まぁ、とにかく周囲に家はないのだから、あたり一面庭と言っていいような、そんな気もするけれど。
周囲をうろうろするだけで十分散歩のしがいがある。
田んぼと畑に囲まれたあぜ道を歩きながら、日陰を求め、大きな木の根元に座り込む私。
職業のせいにするわけじゃないけど。
私ってほんと、基本図々しいんだろうな……。
詮索されるのは誰だっていやだろう。
なのについ、親しくもない通りすがりの私が踏み込んでしまった。