彼女志願!
受付をすませパーティー会場に入る。
ひな壇の上には『白鳥紫子先生 シリーズ累計1000万部突破記念パーティー』という大きな幕がかかっている。
そして多くの人で賑わう会場内は、立食パーティー形式になっていて、アキのいうように、みんな思い思いではあるけれど、華やかな装いをしていた。
アキは、同じレーベルの作家さんたちを見つけたのか、
「始まる前に、ちょっと挨拶に行ってくるね」
と会場の中心へと向かっていく。
一人残された私は、とりあえず渡されたシャンパングラスを持ち、会場内をゆっくりと歩いて回った。
は~さすがブルーヘブンホテル。
古いけれど格式が高いだけあって、柱の一本、壁紙にいたるまで、素敵だなぁ……。
そうやってぼんやりと周囲を眺めていたら、ふと、視線の先に、穂積さんを見つけた。