彼女志願!
「やっぱり穂積さんだぁ……」
っていうかそもそも、世界で一番大事な人を見間違えるわけがないし……!
ショックのあまり、その場にしゃがんでしまった私だけれど。
すぐに立ち直って、二人のあとをこっそりと追いかけることにした。
なにやってんのよ、私!
普通に声を掛ければいいじゃない!
冷静な私が声を挙げるけれど、女の本能が『なんか怪しい!』と叫んでいる。
そして二人はそのまま、目の前のシティホテルのロビーに入り、小さなテーブルに向かい合って座る。