彼女志願!

「娘です」



や、やっぱり!!!!!



「あ、だから、娘さんだから、遺産を相続したわけですね、まっとうに!」



娘だったら、確かにあの遺産相続は全く問題ない。


だって子供たちには平等に遺産を受け取る権利があるわけだし!



「って――あ、あれ??? そもそもお祖父さんが亡くなった時は、どうなってたんですか?」

「祖父は当主でしたが、分けるほどの遺産は持っていませんでした。事実上の当主は、総領娘だった祖母です」

「ああ……なるほど……」

「婿養子だった祖父は、これはもう相当な美男子でしてね」

「へぇ……」

「村中の娘たちはみな祖父に憧れていて、祖母はその権力で持って、祖父を自分のものにした」



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