彼女志願!
なんだか、じわっと……目の奥が熱くなった。
今この人を抱きしめられるのは自分だけなんだって、
使命感に似た思いに駆られていた。
「穂積さん……」
彼の背中にしがみつくように腕を回す。
ぎゅうっと腕に力を込めて、微かに居心地が悪そうにしている穂積さんを
ここにいていいんだよって気持ちを込めて、抱きしめた。
「穂積さん、私のことわかってるでしょう? どんなことがあっても、私は穂積さんのこと嫌いになったりしないって」
「――」
「大好きです。穂積さん……私、しつっこいんだから……穂積さんがもうおなかいっぱいって言っても、離れません」