彼女志願!

――――……



夜中ふと目を覚ますと、穂積さんがぎゅうぎゅうと私を抱きしめて眠っていた。


しかもなんだか苦悩しているような表情で……。



最近気づいたのだけれど、穂積さんって、基本の顔、クールビューティーだけど、案外それが怖いのよね。


だけど仕事中はずっと笑顔で、その、どこか冷めた様な表情を隠していたんだ。



「――」



なんだか無性に愛おしい気持ちがこみあげてきて。


彼のシャープなあごのラインを指先で撫でていた。



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