彼女志願!

「私が知らない穂積さんのこと、もっと知りたいです」

「――」

「知ればたぶん、もっと好きになりそうです」



そう口にしたら、感極まって涙が出そうだった。



なんなのよ、もう。


私、キモいかな。


うん。キモいかも。


穂積さんに出会って四年。

お茶一つ満足に誘えなくて

そのくせ、お話できた勢いで、彼女にしてくださいなんて図々しいお願いまでした。


だけど……

図々しい私は、もっと先のことまで望んでる。





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