My way -選んだ道-


「大丈夫か?…あれから。」


私はゆっくり頷いた。

たまに切ってしまう右手をこっそりセーターで隠した。


「頼れよ。」


「…ありがと」


こんなに景色がきれいな場所に

私は吸い込まれるようにあと一歩で崖に落ちる場所に立っていた。



*************


生きている意味が私にはない。


周りが色づくに対して私はモノクロの世界。

一度でいい、

私にも色が欲しい。


「おい!!」


私の左腕を誰かにつかまれていた。

後ろを向くと笠沢東の制服を来た男子生徒が

悲しい目をして私を見ていた。


「危ねーよ」


「別に。」


「死にてぇーのか?」


私はなにも言わず前を向いた。


「聞いてんのか?」


止める意味がその時分からなかった。

誰にも必要とされないのに

生きなきゃいけない理由も。



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