スイートルームの許婚
ホテルマンとしてもう一度、キャリアを積み直して、俺は由可奈と結婚する。



「待て…ないか?」


俺は由可奈の耳元で問いかけた。



「・・・待つ…苦しいから…力を緩めて…」


勢い余って、抱き締めたもんだから、由可奈は少し苦しかった様子。



「ゴメン…」



俺は腕の力を緩めて、ふたりの間に少し距離を作る。



「待つよ・・・でも、浮気はしないでよ」



「ああ…しない」






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