スイートルームの許婚
胸中はとっても嬉しいけど。



書き始めた作品が、盛り上がりに欠けた作品になるのは間違いなし。



作家として、考えると素直に喜べない。
複雑な感情が入り混じる。



「私は別に…愛斗とは作品の為に寝ただけ。キモチなんてない」


「・・・お前…それマジで言ってるのか?」



愛斗のキレイに整った眉が歪む。



「由可奈はスキでもない男に初めてを捧げる軽い女なのか?」


「・・・」


そうじゃあないけど。


今…書いている作品は私の作家生命のかかった大切な作品で…








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