あぶない お姫様
香織に 昨日の出来事を一部始終を話した

「なるほどね...でも あんたすごいじゃない!あの上条を蹴飛ばすなんて! あの上条をよ!」

「そんなに強いの あいつ!?」

「強いもなんの...あいつに勝てるのここら辺じゃいないのよ!」


あの時 あいつの目は『暗黒』の瞳だったな

光がさしていない黒い瞳

そして 笑いながら見境なく相手を殴っていた


今日もあたしを押し倒してきた時もそうだった.....ムムム...思い出しただけで 怒りが込み上げてくる

あのヤロー あたしに チューしやがって...

もう一発殴っとけばよかったかも.....


「あの...華サン お顔怖いわよ...」

「んぁぁ?」

「ぷっ!あんたっておかしい!!あっはははは!」


どうやら香織の笑いのツボに触れたらしい...




< 13 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop