あぶない お姫様
オレンジ頭は あたしの腕を掴んだまま マンションの中へと入って行った

「ちょ...ちょっと! どこ行くのよ!」

「いいから いいから!」


いいから いいからって...

ロビーを通り エレベーターに乗った

オレンジ頭が 10階のボタンを押す


10階?そんな所に何の用?って誰ん家?


『チーン!』


エレベーターの止まる音


そして グイグイ引っ張られていく あたし...

一体何処へ?


「入れよ!」


そう呟いたのは 黒いオーラを漂わせている 金色の悪魔だった!

しかし ここの部屋かなり広いんですけど...

3件分ぐらいあるかな?


「誰の家?」


オレンジ頭に聞いた


「あ?此処? 蓮の家! この広さで1人暮らしなんだぜ! 贅沢だろ?」






.....さすが 坊ちゃん! 庶民のあたしとは違うぜ!








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