あぶない お姫様
次の日 朝の家事の仕事が終わり急いで家を出た。

エレベータが1階に着き 走ってマンションの入口へと走った


その時 オレンジ色した髪の男の人とすれ違った。

一度立ち止まったが 遅刻しそうだったので その場を離れた。



「近いからって 油断したらいけないなぁ...」



そう呟きながら校門まで走った。



「ふぅ~ ぎりぎりセーフ!!」



なんとか間に合った。



「おはよう...香織...」


「華...乱れているわよ...なんとか間に合ったみたいね」


「疲れたぁ!」


「あんた 家 近いんだから 早く出てきなよ...」


「以後気をつけます.....」



今日もあの空席はそのまま。


授業も静かだった。

窓側の席で ぽかぽかして 眠気がさしてくる。


うとうとしていると



『ガラッ!』



後ろの扉が開いた。
 
クラス中ざわめく。



「おまえら 遅刻だぞ! さっさと席につけ!」


「へへっ すいませんねぇ!」



重役出勤かよ...どんな奴だよ? 

チラっと 振り向いた。



「 !! 」



あたしはまた 窓の方を見た。

こいつら 昨日の連中だ....

あたしが蹴り入れた ...金髪男も...




......いた。






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