手を伸ばせば、届く距離まで。
ガサッ、と本が久野の手から落下する。
少し恥ずかしそうに、あわてて拾う久野は、やっぱりキマらない男。
でも、久野が打策を提案した
「…どうだ。 圭が勝ったら告白をする提案を、真樹が否定したら『勝手に告白する』というのは」
…!?勝手に…?
「な、久野…」
「だが、真樹が提案を呑んだら告白はやめる。」
「俺が勝ったら…圭は二度と華織に近づかないことを、条件にして良いのか?」