手を伸ばせば、届く距離まで。



「わあーっ!可愛いなあ…」


色んな雑貨がそろう店に入ると、華織はぴょんぴょん跳ねた。


可愛いキャラクターや、恋愛小説のようなものを見つけては、はまって見ている。


うーん。誕生日プレゼントだろ…


「お客様、何かお探しですか?」


あ、店員さんに見つかった。


「え、あ…いえその…」


人見知り、口下手、陰気。やばい…どうしよ。



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