手を伸ばせば、届く距離まで。



「圭」


華織に声をかけられる。


太陽。俺の、生きる意味。華織をもっとリード出来る男に、なりたい。


ダサい人間のままじゃ、いやだ。


「あたしを頼って、良いんだからね」


…え、華織、今何て…


「圭は、頑張ってるんだから、甘えて良んだよ」


…視界がぼやけてきた。


それが涙ということに気づき、あわてて「ありがとう」と言って、顔を伏せる。



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