手を伸ばせば、届く距離まで。



明日になれば、華織は真樹の元へ戻る。


今日、だけ。


今日だけ、俺の華織だと思って良いだろうか。


そうすれば、きっと、真樹を祝福できる。


初恋なんだ。


真樹よりも、ずっとずっと好きでいたんだ。


俺が恋するなんて、似合わないかもだけど


俺は…華織が好き。


それと同時に、華織の笑顔と幸せを祈ってるんだ。



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