手を伸ばせば、届く距離まで。



いや…心も打たれたかな。


不覚にも笑いが込み上げてきた。謝るところだが。


「あーっ!圭笑ったな!お前もビックリ箱開けてみろよ!」


「い、いやだ!真樹みたいになりたくねえ!」


「何だとぉぉおぉ!」


もはや爆笑で、そのまま家を飛び出した。


転びそうになったりもしたが、一応学校まで追いかけっこで到着。



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