生まれ変わってもキミが好き【完結】
「凛ちゃんは、何年生?」
「2年です」
「そう。……琉一は、最近どう? 元気にしてるかしら」
「元気、だと思いますけど……」
なんでそんなこと、聞くんだろう。
あたしより、恋人である皐月さんの方が知ってるんじゃないのかな。
皐月さんは力なく笑った。
「会ってないのよ、1カ月近く。生徒であるあなたに言うのもアレだけど、避けられてるみたいで」
「日下先生が……?」
「新年度に入って、少ししてからかしら。琉一の態度がちょっとずつ、変わっていってね。
何かあるのか聞いても、何もないって言うんだけど。何もないわけがないのよね」
4月に入ってから徐々に。
それはもしかしなくても、あたしのせい?
ますます落ち着かない気持ちになってきた。
「会うのもやんわり断られるものだから、だったらこっちから会いに行ってやろうと思ってね。それでさっき琉一が出てくるのを、門の前で待っていたんだけど……」
だから、不審者みたいな動きになってたんだ。
納得がいったけど、すっきりはしない。