生まれ変わってもキミが好き【完結】
昼休み。
言われた通りにプリントを集めて、職員室に向かった。
「あれ。日下先生……」
階段をのぼったところで、職員室から出てくる先生を見つけた。
そのまま日下先生は、ひと気の少ない廊下の奥へと歩いていく。
プリントを渡そうと追いかけていったら、先生は非常口から、外へ出ていった。
「なんで外?」
首を傾げながら、そっと非常口のドアを開いて、あたしも外へ出る。
すると外階段を降りたところの踊り場で、煙草に火をつける日下先生を見つけてしまった。
煙草、吸うんだ。
不思議な気持ちになる。
『るいち』と煙草は、結びつかないから。
やっぱり彼は、『るいち』じゃないんじゃないのかな。
周りに人がいないいまが、確認するチャンスかもしれない。
日下先生は女子に大人気だから、こういう状況なんて、きっとそんなにない。
思い切って、声をかけてみよう。