私と彼の一週間
「ゃ・・・・っ」




「これくらいで感じてるの?
まだまだ、これからなのに」




どうして、颯人とこんなことになってるかわからなかった。
でも、私は抵抗しなかった。
颯人と肌を重ねていることに恐怖なんてなかった。




「颯・・・・人・・・っ・・」




「鈴・・・・ちゃん・・・・っ」




この時かもしれない。
自分の本当の気持ちに気付いたのは。
大切な人に気付いたのは。

下半身に、甘い痛みが走る。




「っ・・・・」



数時間後、私と颯人は布団の中で何も話さずただボーっとしていた。



「・・・颯人・・・・」



「ん・・・・?」




「・・・・好・・・・」




「ダーメ」




颯人は、私の口を手でふさいだ。



「そういうのは・・・・俺じゃない人に言ってあげて」




・・・・まだ、言ってないのに。
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