私と彼の一週間
「ヒクッ・・・・お祝い・・・・ヒクッ・・・するからっ・・・・行かないで・・・っ」




颯人はそっと私の頭を撫でた。



「・・・・お祝い、何してくれるの?」




「ケーキ・・・・ヒクッ・・・買って・・・ヒクッ・・・歌・・・歌って・・・ヒクッ・・・誕生日・・・プレゼント渡してっ・・・・」




「何くれるの?」



・・・・考えてなかった・・・・。
何がいいのかな・・・・・。



「・・・颯人が・・・したいこと・・・ほしいもの・・・何でも・・・」




「何でもいいの?」




「・・・・うん」




「なら、鈴ちゃんをもらう」




「・・・・・え?」



私を・・・・もらう?
どういうこと?



「なんでもいいんでしょ?」



そう言って、私の腕を引っ張りベッドに押し倒す。



「っ・・・颯・・・・?」



「ん?」



返事をしながら、颯人は私の服の中に手を入れる。
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